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未来を照らす7月の言葉   

7月初旬、世界でも高名な教育者JP女史が来日。「ユネスコメダル」や「国際モンテッソーリ<教育と平和賞>」「世界子供大賞」など、数多くの賞を受賞する彼女にお会いすることができました。
彼女はインドやスイスのキリスト教系ミッションスクールで英才教育を受けた国際人。スイスに深い縁があるのでしょう。ホジョレの子供たちの写真を見せ、「希望小学校」という名を告げたとたん、女史は驚いて「スイスの人が校舎が建てたのでは?」とおっしゃいました。「そのとおりです」とお答えすると、スイスの有名な写真家が寄贈した小学校がラダックにもいくつかあり、どれも「希望小学校」という名前がつけらているとのこと。女史もその学校を訪れたことがあるのだとか。
ホジョレの学校はスイスのキワニスクラブからの寄付と聞いていますが、たぶん、その写真家が関わっているにちがいありません。

ホジョレの希望小学校に今、何がかけているのかを説明し、施設が足りないため、教師が居着かず、このままだと学校の存続が危ういことも告げました。
すると女史は穏やかに微笑まれ、こうおっしゃいました。
「いつの日かこの学校の卒業生がここの先生になるといいですね!」と。
その一言に、未来へ伸びる一筋の明るい光を垣間見た気がします。

さらに女史はおっしゃいました。
「子供たちが成人して教師になったら、遊牧民の各家庭を回って学校に通えない子供たちに読み書きを教えたり、家事の手伝いをしたりするのはどうでしょう?各家庭を回っていく巡回教師。そういうのもステキではありませんか?」

御年69歳を迎える女史の発想に脱帽です。
遊牧民の中には教育を求める親と、そうでない親がいます。教育を受けすぎて、遊牧文化を受け継いでくれなくなるから、というのがその理由。そんな家庭を回って若い先生が読み書きを教えたり、家の手伝いをしたりするうちに、先生たちは村に伝わる昔話なども聞けることでしょう。世代間の隙間を埋めることにもなるかもしれない。ホジョレ希望小学校からやがて新しいコミュニケーションの形が生まれていく!と思った瞬間、鳥肌がたちました。
同時に、未来を見据え教育に取り組んできた彼女からほとばしる才能を感ぜずにいられませんでした。
幸せな社会を築くにはどうすればいいのかを常に考え、他者も自分も幸せになるために一人一人の長所を伸ばす教育を45年間実践してきた女史の真摯さを肌身で知った貴重な面会でした。

「しっかりしたプロジェクトを組み、多くの方と連携して支援活動を続けてくださいね」。

彼女からいただいた宝珠のような一言一言の深い意味を胸に温めながら、これからのSHRIの活動を進めていきたいと、思いを新たにした7月です。

今年3月、活動を再開してからガーディアンペアレンツの数も徐々に増え、何度も支援金を振り込んでくださる心温かな方々も次第に増えています。皆さん、ありがとうございます。

7月半ばに、ひとりの青年(N.Mさん)から2度目の支援金が振込まれ、お礼にJP女史の言葉をお贈りすると、すぐに返信がありました。

「来年、花がいっぱいの草原に、花に負けないくらい立派な学校ができるといいですね。
子供たちが先生になって帰ってきても大丈夫なように、丈夫な学校が必要ですね 」。

未来を照らす知恵の言葉と、心に響く祈りの言葉をいただいた7月です。

どうか皆さま、花に負けないほど立派で、子供たちが先生になって帰ってきても大丈夫な学校を建てるために、これからもご支援、よろしくお願いします。
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by shri_amdo | 2009-07-23 15:25

SHRIとは?   

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SHRI(シュリ)とはサンスクリット語で
「内なる美、聖なるもの、幸運、栄光、祝福」を意味します。
参加してくださる皆さまの心の中の美が花開きますように。
皆さまが聖なるものでありますように。
そして、チベットの子供たちの未来が
祝福で満たされますように、という願いをこめました。
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by shri_amdo | 2009-07-23 12:41